プージャーについて



【AquaCube】で取り扱いしているルドラクシャ、黒檀、紫檀、白檀には、現地の専門家によってプージャーが行われていますので、お受け取り後すぐに良い状態でお使い頂くことができます。ビーズ表面に残る付着物やウッドそのもののアクにより、色落ち・色移りすることがありますので、必要なら
クリーニングしてからお使い下さい。


「プージャー」とは、サンスクリット語で「供養」を意味します。本来、ガネーシュをはじめとするインド神に花を捧げ、礼拝することを指すのですが、花以外にもさまざまな神々が喜ぶ品を捧げて礼拝をします。

【AquaCube】で取り扱いしているルドラクシャ、黒檀、紫檀、白檀は、マーラー(数珠)のカタチでプージャーがされています。マーラーのプージャーでは、マントラを唱えるだけではなく、生水や生乳でマーラーを洗い清めたり、白檀を代表とする香木のペーストをなすりつけたりもします。そのため、これらの素材の表面にはいくらかの付着物が残ります。プージャーによる付着物には神聖なる意味がありますので、不都合がなければ、お受け取りになった素材を洗浄して、付着物を取り除く必要はありません。付着物を残したままお使いになる場合には、色落ち・色移りしますので、お取り扱いには十分にご注意下さい。気になるようでしたらクリーニングしてからお使いになることをオススメします。

マーラーはプージャによって、神そのものになると言われています。ヒンドゥーでは、日々日常のプージャーにより、マーラーに神を宿し、大切に扱います。インドの神々を心に住まわせていなくても、信仰を認め、素材を大切に扱う気持ちは大切です。

ルドラクシャ、黒檀、紫檀、白檀などは、天然の植物性素材ですので、素材そのものの色がアクと共に抜けたり、色褪せたり、他のモノに色移りしたり、香りや表面の質感が薄くなってきたりします。自然の退質は避けられませんが、丁寧に扱うことにより、良い状態を長持ちさせることは可能です。

本式で丁寧にマーラー素材を扱うのは、心にインドの国の神様を住まわせている人だけかもしれません。(厳密に扱うと、それだけ手間がかかるということです) インドの神々を崇拝していない人々は、なるべく丁寧に扱い、物理的に良い状態を維持するように管理して、神聖な意味を持つ品として大切に扱うことをオススメします。


■■■クリーニングについて■■■

植物性の素材は乾湿の極度な変化は苦手なので、強い洗浄を行わなくても良いように、できる限り汚さないように注意して扱うことが重要です。

どうしても物理的なクリーニングが必要な場合には、液体石鹸を薄く溶かした人肌くらいの温度のお湯を使います。しばらくビーズを浸して、ハブラシなどで表面をこすり、汚れを落とします。その後流水でよく洗い流し、数時間自然乾燥をさせます。ビーズが乾燥しすぎると荒れ、割れの原因になりますので、乾いていると感じた時や、お湯でのクリーニングの後には、柔らかなブラシや布などでオイルを塗布します。オイルは何でも良いですが、サンダルウッドオイル、オリーブオイル、ごま油、椿油など、自然のオイルを選びます。頻繁なクリーニングは素材を傷めますので、簡単な汚れ程度でしたら、水洗いと乾燥防止処置だけに留めます。

香りを楽しむウッドの場合、時間経過に伴って香りが薄くなる場合があります。その場合は、目の細かな紙ヤスリで表面を軽く削ると、香りがよみがえります。